40代で不妊治療を考え始めたとき、最初に直面する大きな壁が「どの病院に行くか」ではないでしょうか。
ネット上には溢れるほどの情報がありますが、自分にとっての「正解」を見つけるのは簡単ではありません。
私自身、40代で不妊治療を経験し、2つの病院に通う中で、自分なりの判断基準が見えてきました。
この記事では、病院の良し悪しを判定するのではなく、あくまで「43歳の私」が何を大切にして病院を選び、なぜ途中で病院を変えたのかというリアルな体験談をお伝えします。
病院選びで最初に考えたこと|継続のための「通いやすさ」
病院選びで私が最も優先したのは、「通いやすさ」でした。
不妊治療は、一度の受診で終わるものではありません。
特に仕事を続けながらの治療を想定していたため、以下の2点は現実的に外せない条件でした。
- 職場と自宅からの距離(仕事帰りに寄れるか)
- 移動にかかる時間(通院ストレスを最小限にできるか)
「どんなに有名な病院でも、通うのが苦痛になっては続けられない」
と考え、まずは生活圏内にあるクリニックから探し始めました。
1つ目の病院を早めに切り上げた「2つの決定的な理由」
最初に行ったのは、同僚が以前通院していた、職場近くの病院でした。
立地は完璧でしたが、結果的に初診の検査とその報告だけで通院をやめることにしました。
医師の言葉のトーンと先のイメージ
初診の際、40代であることから、妊娠率が低いという現実についてはっきりと説明を受けました。
もちろんその事実は知っていましたが、その伝えられ方や言葉のトーンが、当時の私には少し強く感じられました。
頭では理解していても、気持ちの面では想像以上に打ちのめされた感覚がありました。
また、先生の話し方が冷たく感じられたこともあり、
「この先も通い続けたら、治療そのものよりも、気持ちのほうが先に疲れてしまうかもしれない」
と感じました。
この病院自体の口コミは悪くなく、合う人には合う病院だったのだと思います。
2つ目の病院選び|私が「実績」と「信頼」を求めたポイント
次に選んだ病院も職場の近くでしたが、今度は自分の直感も大切にしました。
- 開院1年未満の新しさ、かつ高い評判:最新の設備と、一人ひとりに丁寧に向き合ってくれる姿勢。
- 院長先生の経歴:有名な不妊治療専門病院での豊富な実績があること。
- 「一人の先生」に診てもらえる安心感:「行くたびに先生が違う」という交代制ではなく、私の状況や経過をすべて把握してくれている一人の先生に、最初から最後までしっかり診てほしいという思いがありました。
新しい病院に不安もありましたが、「まずは実際に行って、自分の感覚で判断しよう」と決めて受診しました。
結果として、この2つ目の病院で「40代の時間を無駄にしないために、最初から体外受精に進みましょう」という提案を受け、自分でも納得して治療をスタート。
わずか4ヶ月で卒業することができました。
2つの病院を経験して見えた、私なりの「正解」
この経験を通して感じたのは、「病院選びに正解はない」ということです。
- 誰かの「合う」が、自分の「合う」とは限らない
- 「足止め」を感じたら、セカンドオピニオンも検討する
- 「違和感」があるなら、早い段階でリセットする勇気も必要
特に40代の治療は、納得感とスピードが重要です。
かかりつけ医に相談したことで道が開けたように、自分の直感や信頼できる別の先生の意見を大切にすることが、結果的に「最短距離」に繋がったのだと感じています。
これから病院を探す方へ
病院選びで迷うのは、あなたがそれだけ真剣にこれからのことを考えている証拠です。
情報を集めることは大切ですが、最後は「実際に行ってみてどう感じたか」「自分の生活の中で無理なく通えるか」というご自身の直感を信じてみてください。
私のこの体験が、今、迷っている方にとって、自分なりの判断基準を見つける一つの材料になれば嬉しいです。
免責事項
この記事は個人の体験談であり、特定の病院を推奨したり、医療的なアドバイスを行ったりするものではありません。
数値の見解や治療方針については、必ずご自身の状況に合わせて専門医にご相談ください。


