43歳の不妊治療 採卵①|修正自然周期で進めた初めての採卵スケジュール

不妊治療の記録

体外受精を始めると決めて、最初に迎えた大きなステップが「採卵」でした。

1回目は強い注射刺激は行わず、
レトロゾールの内服とhCG注射を使った、いわゆる修正自然周期で進めました。

この記事では

・なぜその方法になったのか
・D5〜採卵までの流れ
・麻酔なし採卵の体感
・結果を聞いたときの気持ち

を体験ベースでまとめています。

※医療解説ではなく個人の体験談です

修正自然周期になった理由

初診は生理5日目頃。

すでに卵胞が育ち始めている段階で、この周期で採卵を目指す場合、
強い刺激をかける時間はありませんでした。

そのため先生からは

「今回は今育っている卵を大切に採りにいきましょう」

と説明がありました。

そのため、卵巣を強く刺激する注射は行わず、

・レトロゾール内服(卵胞の成長を助ける)
・排卵タイミングを合わせるためのhCG注射

という形で進めることになりました。

このときの私にとって大事だったのは

まず一度採卵まで進むこと

でした。

40代という時間的な制限を強く意識していたこともあり、
「次周期を待つ」より
「今できることを進める」選択をしました。

採卵までの通院スケジュール

具体的に、1回の採卵に向けてどのような頻度で通院し、
どのような処置を行うのか。

私が実際に経験した「採卵1回目」のスケジュールを表にまとめました。

時期内容具体的なステップ・処置
生理5日目(D5)通院1回目血液検査と超音波検査で状況を確認。この日から「内服薬」がスタート。
生理7日目(D7)通院2回目サイズを確認して採卵日が決定。排卵を促す「トリガー」の時間を厳密に指示される。
生理10日目(D10採卵当日指定された時間に病院へ。採卵手術。午前中に終了し帰宅。
採卵の5日後通院4回目術後の体調確認。受精結果や凍結できたかどうかの最終報告を受ける。

刺激周期より通院回数は少なめですが、約10日間の間に4回通院しました。

「育っているかな」
「無事に採卵できるかな」

診察のたびに、小さく一喜一憂していたのを覚えています。

D5|通院1回目

生理5日目(D5)に初診。

超音波検査

超音波で卵胞の個数とサイズを確認しました。

画面に映る卵胞を見ながら、先生が状態を説明してくれます。

自分の体の中で起きていることを目で確認できる感覚があり、
不思議と少し安心しました。

まだ採卵日は確定していないため、

「いつになるだろう」

と少し緊張していました。

血液検査

毎回、血液検査も行いました。

E2(エストラジオール)
LH(黄体形成ホルモン)

などを測定し、卵胞の発育や成熟度を確認します。

D7|通院2回目

採卵日が決まった日

生理7日目(D7)も同じく

・超音波
・血液検査

を実施。

卵胞が採卵可能なサイズに近づいていることが確認され、
採卵日が決まりました。

「◯日が採卵日になります」

と言われた瞬間、いよいよだなと実感しました。

トリガー注射(hCG)

採卵日の前々日(約35時間前)、
排卵のタイミングを合わせるためにhCGの注射を打ちました。

私の通っていた病院は午前中が採卵だったため、
トリガー注射の指定時間は 夜22時 でした。

「この時間に必ず打ってください」と言われ、
スマホのアラームをセットしたのを覚えています。

時間がずれると採卵のタイミングに影響するため、
この日は緊張感のある夜でした。

とはいえ、刺激周期ではなかったため、
今回の周期で行った注射はこの1回だけでした。

D10|採卵当日

今回の採卵は1個のみの採取予定だったため、
麻酔は使いませんでした。

当日は指定された時間に病院へ向かいました。

受付を済ませ、手術着に着替え、
当日の流れについて改めて説明を受けます。

「いよいよなんだな」と実感しながら、
順番が来るまで静かに待機していました。

名前を呼ばれ、手術室のような部屋へ。

ベッドに横になり、採卵前の洗浄が行われます。

そして、いよいよ採卵。

想像していたよりもずっと短時間で、

あっけなく終わった

というのが正直な感想です。

終わった瞬間、まず感じたのは痛みよりも
「ほっとした」という気持ちでした。

痛みに弱い私がいちばん不安だったこと

事前に体験談を調べると「痛かった」という声も多く、
もともと痛みに弱い私はかなり緊張していました。

ベッドに横になってからも

「どれくらい痛いんだろう」
「耐えられるかな」

とドキドキしていたのを覚えています。

処置中の安心感

ただ、処置中はモニターで今どんな状態なのかを確認でき、
先生や看護師さんもその都度

「少しチクっとしますよ1、2、3!」

「無事に採れました」

と丁寧に声をかけてくれていました。

何が起きているか分からない不安がなかったことは、
精神的にとても大きかったです。

実際の採卵中の感覚

そして実際は――

気づいたら終わっていた

という感覚でした。

まったく何も感じないわけではなく、
奥を触られているような独特の感覚はありましたが、
強い痛みはほとんどありませんでした。

近い感覚としては、生理のときの鈍痛。

「想像していたよりも全然大丈夫だった」
というのが率直な感想です。

痛みに弱いと思っていた私が言われた一言

私は自分のことを「かなり痛みに弱いタイプ」だと思っていました。

ところが処置後、先生や看護師さんからは

「全然大丈夫でしたね。痛みに強いと思いますよ」

と言われ、自分でも少し驚きました。

結果的に、その後の採卵もすべて麻酔なしで受けることになりました。

※痛みの感じ方には個人差があります

D15|結果を聞いた日

5日後、受精結果の説明を受けました。

そこで伝えられたのは

採れた卵は途中で成長が止まってしまった

という結果でした。

頭では理解していたつもりでも、
実際に聞くとやはり落ち込みました。

「年齢の影響なのかな」
「この先うまくいくのかな」

そんな不安が一気に押し寄せました。

それでも意味があったと思えた理由

結果だけ見ればうまくいかなかった採卵でした。

それでも、この経験があったからこそ

・次はどうするか
・方法を変えるか
・周期を続けるか

を具体的に先生と話し合うことができました。

不妊治療は
結果だけでなく、結果をもとに次を決めていく過程でもある

このとき初めてそう実感しました。

今振り返ると、迷わず進んだこの判断が
その後の治療の流れを作ったように思います。

これから初めて採卵を迎える方へ

初めての採卵は、誰でも不安になります。

でも、流れを知るだけでも、気持ちは少し落ち着きます。

「どんなことをするのか」「どんな感覚なのか」が分かるだけで、
想像だけの怖さはぐっと小さくなると感じました。

私自身も始める前は不安で体験談をたくさん探しました。

だからこそ、これから同じように初めての採卵を迎える方にとって、
この記録がほんの少しでも安心材料になれば嬉しいです。

採卵は勇気のいる一歩ですが、
その一歩が、次の選択につながるきっかけになるかもしれません。

免責事項
本記事は個人の体験談であり医療的助言ではありません。
治療内容や方法は個人差があるため、必ず主治医と相談してください。

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